佐賀義之
おみそ汁は、木のぬくもりで。
岩手県洋野町で活動する佐賀義之さんが作る汁椀は
高台際に溝を付けて、指先が軽くかかるようにデザインされています。
現在大、中、小と3サイズで展開しており
お子様からご高齢の方まで、幅広い年代の方々にお使いいただけます。
栗の木材から作る汁椀は美しい木目が目を引きます。
そこに幾重にも拭き漆をかけて、奥行きのある美しい艶に仕上げます。
高台をやや高くして、指を入れやすくしています。
年齢や男女を問わず、誰にとっても持ちやすい汁椀です。
指先の第一関節の3分の1、ほんの指先がかかるだけなので
汁椀の持ち方も、普段と何も変わりなく違和感がありません。
溝を付けるために、見込み部分の木地を厚く引いているのですが
汁椀自体の重心は自然そのもの。
特別な重さのバランスをまったく感じません。
最大の特長は、その溝が外から見えないこと。
見た目が普通の汁椀ということです。
私達日本人が何十年といただくご飯とおみそ汁。
いつまでも変わらず、家族みんなが今まで通りの食事をいただくことが出来ます。
佐賀さんは、岩手県浄法寺塗りに携わる木地師として
多くの人に名工と尊敬され人望の厚い、佐々木米蔵さんに師事しました。
温厚な佐賀さんが作る、ちょっとした気遣いが光るやさしい汁椀。
大切な家族へのプレゼントにもおすすめです。
【佐賀義之】
一つひとつ、丁寧に。
木地師ゆえの木への愛情に溢れる佐賀さんの仕事。
名工 佐々木米蔵氏に学び、岩手県大野の木工の将来を担います。