漆絵6寸平皿 あざみA

野趣ある葉の棘とふわりと開いた花弁。
いかにも野に咲く元気なアザミです。

カラスミ大根を並べ、お気に入りの吟醸酒で
のんびりとした三が日を…
想像するだけで癒されそうなひと時です。

岩舘さんの塗りに描かれたのは、高橋勇介さんの絵付けです。
浄法寺漆器の再興を志し、塗師の道を歩み始めた岩舘隆さんに
一から手ほどきをされたのが高橋勇介さんでした。
それから30年以上の月日が流れ、今も二人の交流は続きます。
「何もリクエストはしないよ。好きに描いてって渡すだけ」と岩舘さん。
傘寿を超えた高橋さんが、心の赴くままに筆を運ぶ大らかな漆絵は
楽しく、優しく、健やかな魅力にあふれます。

漆絵の作品は工程が多いため、色のハネや擦れなどが所々ございます。