そもそも焼き物って何?
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土を成形し、高温で焼いたものです。
やきものは、土を捏ねて(練って)成型し、高温で焼固めたものです。
土の成分や装飾、焼き方によってさまざまなやきものが出来上がります。
食器はもちろんですが、タイル レンガ 植木鉢 洗面台 アート作品など
私たちの身の周りには、他にもやきもの存在しています。
ここでは食器してつくられるやきものについてご紹介致します。
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大きく『陶器』と『磁器』にわかれます。
いわゆる土ものと石ものです。
『陶器』は、粘土を主な材料とし、吸水性があります。
ロクロ成形、手びねり、ひもづくり、たたらづくり、型作りなどで形をつくります。
素焼(しない場合もある)の後施釉し(しない場合もある)1100~1200度位で本焼します。
土の色や釉薬で表情を作ることが多く、出来上がりは土の風合いが残るざっくりした感触や
ほっこりとした温かみのある佇まいが人気です。
『磁器』は、陶石に粘土や石灰などを混ぜたものを材料とし、吸水性はありません。
ロクロで成形、型づくり、鋳込みなどで形をつくります。
素焼の後施釉し1300度前後で本焼します。
下絵(主に染付・鉄絵)や上絵(色絵)で彩色します。
上絵の場合は、更に700~800度で窯焚します。
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手間のかかるいくつもの工程経て、出来上がります。
陶芸というとロクロをまわしたり絵付けをする光景が思い浮かびますが、
手作りのうつわはその他にも多くの工程を経て出来ています。
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