青色さまざま、天目碗

瀧田操さんの天目碗は、花田店舗でも人気のうつわです。
ルリ色、蜜柑釉の水色、青白磁の薄いブルー。
ウインドウに展示していると、
立ち止まってご覧になる方が多くいらっしゃいます。

用途が広く楽しめる所が、天目碗の嬉しいポイント。
飯碗や汲出として、または小鉢として和え物に
これからの季節は、デザートにもおすすめです。
澄んだ青色に透明感ある寒天やフルーツが映えます。

作るのは、愛知県瀬戸市の瀧田操さん。
もう30年程のお付き合いの作者で
天目碗と茶碗のシリーズは毎年お願いしているうつわです。

いつでも安定した仕上がりで
青の色調にはお驚くほどブレがありません。
その丁寧な仕事に、いつも安心してお願い出来る作者です。

大きさはちょうど飯碗ほど。
女性のの手にも自然に沿うサイズです。

蜜柑釉はその名の通り
みかんの木の灰を釉薬の原料にしています。
ふんわりと艶やかな水色は特に人気です。

さわやかな青色に、アイスクリームも涼しげに映えます。
デザートカップとしてなら深さがあるので
小豆や白玉など、ボリュームのあるトッピングも
きれいに盛付ができますね。

天目碗の種類は（奥から）ルリ釉、蜜柑釉、白灰釉です。
三色の青のグラデーションが目を引きます。

側面から見えるうつわの腰の、釉薬の不均一な部分は
釉薬をかけた時に持った指のあと。
ふとした所に手作りを感じることが出来ます。