浅野奈生さんの丸メンパ


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浅野奈生さんの丸メンパ

2019年の春、岩手を訪れた時
浅野さんの工房に、丸メンパの試作が置いてありました。
円筒型の木地がテーブルに無造作に並んだ風景が
確かその時はサイズや、入れ子の数など…まだいろいろ検討中でした。
「木地は輪島の方も見に行ってみたいと考えているんです」と仰っていて
浄法寺漆の木地呂で仕上げたメンパが、お弁当箱としてだけでなく
ちょっとした三つ椀のような感覚で、
現代の食卓に登場したら、どんなにか素敵だろうと
浅野さんと話は盛り上がってから約3年、
いよいよご紹介の運びとなりました。

手に取ってテーブルに置き、使いだしてみると
泉のように次々に使い方のアイデアが沸いてきて、楽しい想像が尽きません。

「作り手8割、使い手2割」
浄法寺の塗師の皆さんが、口を揃えて仰るのは
漆器は使ってもらって完成するものと。

浅野さんが手がけた、今様のメンパ。
是非おたのしみください。


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