安達和治特集
“Finale, and …”
織部、黄瀬戸などを中心に
作陶を続けてこられた安達和治さんが、
窯を閉じられることになりました。
安達さんのオーソドックスで使いやすいうつわは、
「ありそうで、ない」貴重な仕事でした。
織部や黄瀬戸から始まったうつわ作りは、
やがて茶アメ釉、ルリ釉とバリエーションを広げ、
あの清々しいトルコブルーが生まれます。
「最初に目が止まった」
「あまりにきれいで、思わず手に取った」等…
九段店舗では、安達さんのトルコブルーから
会話が始めることが多々ありました。
閉窯は花田にとって寂しいものですが、
安達さんにとっては、次の人生への起点となるもの。
長く道のりを友にした仲間としてエールを送りたいと思います。
静かに、さりげなく…
暮らしに溶け込む安達さんのうつわ。
安達さんのうつわは、
これからも多くの方々の食卓で使われ続けていきます。