3月の「花田の新作」は 安達和治さんの広縁平プレート6種です。
茶アメ釉広縁平プレート(中:\3,780)(大:\5,040)、
灰釉広縁平プレート(中:\3,780)(大:\5,040)、
織部広縁平プレート(中:\3,780)(大:\5,040)
愛知県市平町に工房を構える、つちものの実力派、安達和治さんから新作の登場です。
ありそうでなかった皿・・・
新作見本を目にした時、そう感じました。
似たようなかたち、似たような色、似たような質感は存在するでしょう。
ただし、かたち、色、質感、それぞれに丁度いい具合で少しづつ気が利いていて、各者が相性よく調和しています。
スッとした広めのリムのよそいきな感じと、そこから見込みに向かう柔らかさが与える安心感の両立。
そして、日本でかつてから愛用されてきた織部釉、アメ釉、灰釉の今様のすっきりとした仕上がり。
現代の食卓にぴったりと馴染む魅力的なプレートです。
きれいだが、分かりやすい・・・
第一印象は「きれい」。
一方で、非常に分かりやすく、理屈や描写を必要としない類の感覚です。
簡素で明快な造形もその一因でしょう。
「少しでも多くの食卓で自分のうつわを使ってほしい」と願い、
自らを雑器作者と位置付ける安達さんのモノづくりの姿勢にもその分かりやすさの背景を辿れます。
使うのが楽しみに・・・
何に使おうか、期待と想像は膨らみます。
洋食でも、和食でも。
同じ色で揃えてもいいし、色違いで絵がわりを楽しむのも粋です。
そして、大きいほうは迫力ある盛り皿としても、もちろん銘々皿としても。
小さいほうは、取り皿でもいいし、最後のデザートもゆったりと楽しめそう。
季節の変わり目、色鮮やかな新作で、桜咲く春を迎えませんか。