11月の｢花田の新作｣は岡本修さんによる色絵中碗4種です。
楽しい！
感嘆符に続くのは、いくつものクエスチョンマーク。
これって、和食器？
岡本さんて、どんな人？
何に使うの？
何の絵なの？
こんな疑問が、わくわくした期待に変わっていくのが、岡本修さんのうつわです。
岡本さんの石川県にある工房を訪れると、ぶ厚いスケッチブックを目にします。
そこにはマジョリカ、デルフト、ペルシャ等々国境を越えたうつわ、
あるいは宗教画から紋章まで、様々なものをモチーフにした文様のアイデアが満載です。
ハートマーク、天使、小鳥、花木、アルファベット・・・
そのスケッチブックから飛び出した文様は、多くの人を魅了していきます。
そして、もしかすると第一印象をうれしく裏切ってくれるのが、その使いやすさです。
明るい第一印象とはうって変わって堅実な仕事ぶりが目を引く岡本さんの成型。
修業先であった九谷青窯で培った暮らしのうつわ作りの技、知恵なのでしょう。
しっかりとした生地があるからこそ、独特の絵付けが活きることを実感します。
さて、今回は色彩豊かな中碗4種です。
岡本ワールド全開の絵付けを、
オーソドックスだが、あるようで無かったかたちがしっかりと引き立てます。
日常の食卓をお洒落に盛りたてる楽しい色絵をぜひ満喫下さい。
左から：色絵染付草束文（6,300円）・色絵鳥に花図・
色絵鉄に市松文・黄に染付唐草文（各 7,350円）
