2014年6月の｢花田の新作｣は
宮岡麻衣子さんの初期伊万里写七宝に梅散らし文皿です。
初期伊万里に魅せられて、自らの仕事においてもその追求、肉薄に集中する宮岡麻衣子さん。
本日からの企画展に向けた打ち合わせに花月窯さんを訪ねたのは、本年年明けすぐでした。
持参した初期伊万里や古染付を順番に見てもらいましたが、
この初期伊万里を目の前にした時の宮岡さんの顔つきは違いました。
好きな人やものに出会った時にするような微笑みが自然とあらわれた気がします。
しばらくして、宮岡さんから完成した摸しが届いたとき、
それは逆に僕が微笑む番でした。
包みをあけて、出来のよさにびっくり。
初期伊万里が好きで好きで仕方がない、
作者のうつわへの愛情がたくさん伝わってくる新作です。
是非、ご覧ください。
