万作百趣 2024
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万作百趣 2024
万作百趣 2024
いつも新しいことに目を向け、面白いことを発見する中尾万作さん。
日々の散歩から、読書、映画、美術鑑賞まで、
持ち続ける好奇心が、想像を広げ、次のアイデアへと繋がり
数多くのチャレンジを経て、万作さんオリジナルのうつわが生まれます。
野趣な爽快さに心惹かれる、新作九谷織部は、
生き生きとした緑が、薫風になびく草木と大地を想像させ
食卓に新しい風を運びます。
黄彩シリーズは、憂いを感じる趣のある黄色が印象的。
刷毛の動きがうつわに表情を作り出し
これまでにない、深みのあるドラマチックな黄色のトーンです。
新作の色を纏った清々しい割竹のうつわには、
夏野菜に出汁を含ませた冷たいおでんを。
圧倒的なご馳走感が食欲を誘います。
気取りのないいつもの食卓を盛り上げてくれる…
さすが万作さんのうつわです。
閃き、試し、工夫を続ける日々…。
万作さんの豊かな感性が、
今年も「万作百趣」として、たわわに実を結びました。
中尾万作さんのうつわの特徴
中尾万作さんがうつわ作りで大切にされていることは「粘土をちゃんと準備する、窯をしっかりたく」という作業の中でも基礎の部分。その中でも土は特徴的です。小石や荒い粒子の土を混ぜ込むことで、表面に独特の表情が生まれます。均一の土では表れることの無い野趣に富む風合いは、中尾万作さんの躍動感あふれるうつわの大きな魅力です。
▼ 手作りならではの特徴について、画像をクリックしてご確認いただけます ▼
土に小石が混じるために生じる石はぜ
手描きならではの絵付けの違い
鉄粉（テップン）
力強く、華やかに
勢いのある筆致に華やかな構図と色使い。
才能豊かな中尾さんの色絵、染付は食卓に華を添えることでしょう。衰えを知らない、ベテランの妙技に注目です
中尾万作 ―なかお まんさく―（大阪府大阪狭山市）
【うつわのジャンル】 色絵、染付
【主な経歴】 九谷青窯
